えにわ七十二候(白露~秋分編)
えにわ七十二候とは、恵庭の季節の兆しを72個あつめたものです。
9/8~12
「渡り鳥来たる」
ロシアから渡り鳥の第一陣がやってきます。苫小牧市にあるウトナイ湖は「渡り鳥の中継地」として有名です。恵庭市から南に25kmほど離れたところにあります。
渡り鳥がロシアから苫小牧を通るルートは「北海道中央フライウェイ」と呼ばれています。このルートに近いので、恵庭では鳴き声がよく聞こえます。渡り鳥たちはロシアから本州まで、およそ4000kmの旅をします。
9/13~17
「台風来たる」
日本列島を台風が横断しても北海道に着くころには「温帯低気圧」に変わるのがほとんどです。
が、最近では温暖化の影響か、勢力が衰えず台風のまま上陸することも増えてきました。
9/18~22
「菊花開く」
暗くなる時間が早くなってきました。あの冬がやってくるぞと覚悟します。
9/23~27
「羊蹄山雪まとう」
羊蹄山で初冠雪が観測されるころです。
羊蹄山は標高1,898mで恵庭から西に80kmほど離れたところにあります。
このニュースを聞くと秋が深まってきたなと感じます。
9/28~10/2
「稲実る」
稲刈りの時期です。
北海道米のはじまりは、1692年に渡島地方で作られたという記録があります。寒い地域での稲作は難しいものでした。1873年、ここ恵庭で初めての米作りに成功します。そこから北海道米は日々改良をつづけ、2011年には食味ランキング最高位の「特A」を受賞するまでになりました。
10/3~7
「大雨時々ふる」
この時期は雨が多いです。最高気温も20℃以下がほとんどです。朝と夜は薄手のコートが必要な日もあります。