えにわ七十二候(芒種〜夏至編)
えにわ七十二候は、72個の恵庭の「季節の兆し」です。
6/6〜10
「ハナマスはじめて開く」
夏のように暑い日があります。朝は瑞々しく、夜はひんやりとします。
バラの葉はこんもりと生い茂ります。同じバラ科のハナマスは、北海道の花に指定されています。恵庭のいたるところでハナマスを見ることができます。
6/11〜15
「かっこうはじめて鳴く」
北海道には「梅雨」はない?いえいえ、「蝦夷梅雨」というものがあります。リラ冷えの頃に降り続く雨の期間のことです。でも、近年は本州と同じ時期に。とうとう「梅雨」が北海道にもやってきた気がします。
6/16〜20
「霜やみて、苺栄う」
札幌祭りの別れ霜です。この時期になればもう霜は降ることはなくなります。
いちご狩りの最盛期もこの頃です。どこまでも広がるいちご畑の景色も北海道ならではのスケールです。
6/21〜26
「クワガタムシいづる」
夏至の頃に、恵庭では「花と暮らし展」というイベントがあります。飲食ブースや花苗屋さんがやってきたり、市民によるライブステージも行われます。毎年、市内外からたくさんの人が訪れます。
6/27〜7/1
「ハスカップ実栄う」
ハスカップの名前の由来はアイヌ語の「ハシカプ(=枝のうえにたくさんなるもの)」からきています。
色はブルーベリーにそっくりですが、形は円錐形で味もブルーベリーより酸っぱいです。
生ハスカップはあまり市場に出回りません。ハスカップの実が非常にやわらかく潰れやすいため、流通に向いてないようです。
7/2〜6
「紫陽花はじめて開く」
北海道の紫陽花は秋のはじめ頃まで楽しめます。
そして、恵庭のオープンガーデンが見頃を迎えます。
オープンガーデンとは、個人やお店などが自分で手入れしているお庭を一定の期間公開することです。
オープンガーデンは、特に恵み野地区で盛んです。
大きく育ったアストランティア、アルケミラモリス、デルフィニウムが花壇に咲いているのも北海道ならではです。